2006年12月04日
トーノZEROアニメ感想妖逆門 total 3734 count

あやかし逆門を助けようとする魔王の三志郎を倒せ! 主人公を魔王に仕立てるえぐい展開!?

Written By: トーノZERO連絡先

名シーン(画像公開ポリシー)

対話する三志郎と清。それを後ろから見ている個魔達。三志郎と清には他人の個魔は見えていないが、個魔から別の個魔は見ることができる。その非対称ゆえに、この場面で4人の視線は複雑に交錯する。

 トーノZERO, THE BELKANアニメ感想家(笑)のアニメ感想を参ります。

 今日の妖逆門の感想。

サブタイトル §

第36話 『対撃!三志郎VS清』

あらすじ §

 最終トーナメント、三志郎と清は対撃します。

 あやかし逆門の正体がきみどりだと知った清は、逆門を助けようとする三志郎ではあやかし達を助けられないと思い込み、激しく戦います。

 しかし、清にお手玉を教えたのがきみどりだと思い出し、わだかまりを捨てて対撃します。

 その結果、三志郎が勝利します。

感想 §

 うわ~~~~。

 これはえぐい展開です。

 きみどりに真意を質問することを決意した三志郎。

 しかし、その決意を他人は理解などしていません。

 他人の目から見える三志郎とは、あやかし達を撃符に変えた極悪なあやかし逆門を助けようとする魔王です。

 この場面で、鬼仮面の意図はまんまとはまり、無関係であるはずの清が三志郎を糾弾することになります。

 この展開だけでも圧倒されてしまうのですが。

 更に続くのは、実は清ときみどりは過去に会ったことがあるという予想外の展開です。それによって、三志郎との和解を成立させた清は、その時点で勝利する必然性を失います。実は、清は負けるべくして負け、道を三志郎に譲ったような形になります。それゆえに、清は悔しいのでしょうね。

今回の一言 §

 ナミさん、いい人ですね。個魔の魅力というのは、さりげなくこの作品に欠かせない価値だと思います。